JAおきなわグループがTPP反対集会開く 千人参加


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TPP交渉での国益確保や国会決議の順守などを求め、ガンバロー三唱で気勢を上げる参加者=9日、豊見城中央公民館

 JAおきなわ(砂川博紀理事長)やJA沖縄中央会(新崎弘光会長)で構成するJAグループ沖縄は9日、環太平洋連携協定(TPP)交渉における国益の確保を求める県民集会を豊見城中央公民館で開いた。集会には「TPP反対」と書かれた鉢巻きを締めた約千人(主催者発表)が参加し、仲井真弘多知事らも登壇した。

 TPP交渉への対応について、牛肉・豚肉、サトウキビなど重要品目を除外対象とする衆参農林水産委員会や自民党の決議に基づき、「国益の確保を政府・与党に求め、沖縄の食と農と暮らし、地域社会を守る」とする大会宣言を採択した。仲井真知事は「農林水産業、医師会と一緒になって頑張っていこう」と述べた。
 県内のJAグループや畜産関係者約20人が上京し、14日に県選出国会議員や、農林関係の主要国会議員に要請書を提出する。同日のJA全中主催の国民集会にも参加する。