「愛のたすき」つなぐ やんばる駅伝・伊江島大会


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夫婦でたすきをつないだ仲村康司さん(左)と優子さん(右)、娘の奈穂さん=24日、伊江村農村環境改善センター

 【伊江】伊江島を舞台に24日に行われた第24回やんばる駅伝。出場した15チームは、地元住民やチームメートの熱い応援を背に、懸命の走りでたすきをつないだ。

 宜野座村チームで夫婦で出場した仲村康司さん(49)と優子さん(42)。1区の優子さんから2区の康司さんに「愛のたすき」をつないだ。息の合った連係プレーに、2人は「上出来だった」と笑顔を見せた。
 学生時代、長距離専門の康司さんと中長距離専門の優子さんは陸上を通して出会った。結婚後、優子さんは子育てで休んでいた陸上を5年前に再開。4年前の伊江島大会でも夫婦でたすきをつないだ。
 記録は2人とも前回の区間賞より下回ったが、康司さんは「意外と早く来たなと思った」と優子さんの走りを評価。優子さんは「練習の割にはよくできた」と満足そうに話した。
 課題は後輩の育成と口をそろえる2人。「駅伝はチームでやることが魅力。今後は後輩指導にも力を入れたい」と康司さんが話すと、優子さんは娘の奈穂さん(7)を見て「この子にも陸上やらない?と話してるんだけどね」と笑った。