ゴルフ場跡にアリーナ構想 北中城村、政府と調整


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北中城村のアリーナ建設計画 地図

 【北中城】開発が進む北中城村の泡瀬ゴルフ場跡地に、村が約3千人を収容するアリーナ(室内競技場)の建設を目指し、政府と調整していることが17日までに分かった。スポーツイベントで使用するほか、防災拠点として位置付け、災害時には、同地で建設が進む大型商業施設「イオンモール沖縄ライカム」や中部徳洲会病院と連携し、避難場所として活用する構想だ。

 建設総事業費は約35億円と高額なため、村は現在、国の補助について防衛省と調整している。事業が採択されれば2015年度に実施設計に入る予定で、16年度に着工、19年に利用を開始する計画。
 予定地は村道仲順比嘉線沿いの一角で、敷地面積は約8千平方メートル。1階は災害時に備える対策室などを配置。2~3階に約3千の観客席を設ける。延べ床面積は約8500平方メートル。村は隣接する同規模の土地に村立体育館などの併設も検討している。