社会

荒らされた辺野古テント 全国から支援続々

平和への願いを込め、歌を歌い上げ、関係者と交流するキリスト教愛真高校の生徒ら=24日、名護市辺野古

 【名護】今月20日に何者かによって荒らされているのが見つかった、米軍普天間飛行場の移設反対を訴える拠点の名護市辺野古のテントに、修学旅行生や個人や団体が続々と訪れ、支援の輪が広がっている。

24日午前も数台の大型バスで訪れる人が続いた。中には座り込みが始まった10年前の2004年から、継続して訪れている県外の高校生らの姿も。闘争への理解や平和を願うメッセージに、関係者は「ボーリング調査は間近に迫っている。大事な局面へ一丸となって行動していく」と決意を新たにしている。
 島根県のキリスト教愛真高校は開校以来、20年以上にわたり沖縄を修学旅行で訪れ、一般的な観光コースにはない場所を中心にした平和学習を行っている。この日は座り込み3719日目となるテントへ11年連続の訪問となった。生徒ら約20人が沖縄に関する2曲を全員で歌い上げ、座り込みの関係者らを激励した。
 引率した古屋蘭子教諭は「この地で経験したことを通し、協力や思いやりの心の育成につながってほしい」と述べた。殿垣くるみさん=3年=は「沖縄のために大事な海を守りたいという座り込みを続ける行動力に感銘を受け、涙が出た。沖縄での経験を今後どう生かすのか、突き付けられたと思う。来年は選挙権も得られる。責任ある大人になりたい」と話した。
 山梨県甲府市の古守公博さん(65)ら市民有志は、ヘリパッド建設に反対する東村高江の住民を追った映画「標的の村」を3月に同市で無料上映し、その時に集まった募金をヘリ基地反対協議会に届けた。数日前、現場が荒らされたことを知り、憤った。
 ヘリ基地反対協の安次富浩共同代表らは「テントが荒らされた後、それまでよりも激励は増えていて心強い。大事な局面に備え心を一つにしていきたい」と話した。(外間崇)



琉球新報