那覇タワー、グリーンホテルに売却 再開発模索


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 福岡県のホテルチェーン、グリーンホテル・ズ コーポレーション(久留米市、岡村徳之社長)は2日、那覇市牧志の那覇タワーの土地と建物を前所有者の不動産関連会社イントランス(東京)から購入した。購入額は明らかになっていない。

グリーンホテル・ズ コーポレーションは、西日本を中心に全国で24軒のホテル事業を展開している。
 イントランスは2011年、那覇タワーの土地と建物を民事再生中だった不動産関連会社のゼファー(東京)から購入。イントランスは転売や再開発の可能性を探っていた。
 隣接する沖縄三越の閉店で跡地の再開発が予定されており、今後、那覇タワーと一体開発される可能性もある。
 不動産関係者によると「2002年まで沖縄三越前の路線価は県内最高で、那覇市の象徴的な場所だった。那覇タワーと三越跡地の再開発は人の動きや流れを変える大きなポイントとなる。再開発が成功すれば経済効果が大きく、安里付近まで活気が出る」と指摘した。(佐々木健)