「一緒だとおいしいね」 安富祖小、生産者とふれあい給食


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
ふれあい給食で村内の生産者と共に給食を味わう安富祖小学校の児童ら=6月26日、恩納村の安富祖小中学校

 【恩納】恩納村の安富祖小学校(長浜真浩校長)で6月26日、村内の生産者などを招いたふれあい給食が開かれた。給食には志喜屋文康村長やパッションフルーツ農家、村給食センターの職員らが参加し、児童と共に給食を味わった。

 ふれあい給食は2年前から始まり、1年で村内の5校で実施している。給食を前に、農作物などを販売しているおんなの駅「なかゆくい市場」から同校に、村内の農家が生産したパッションフルーツ610個が贈られた。
 給食時間は、招かれた生産農家や給食センターの職員を囲んで、食生活や学校の話などをしながら楽しく食べていた。「チキンがからい」「野菜おいしい」との児童らの感想に、参加者は「ちょっと味付けが濃かったかな」などと味を確認する様子も見られた。
 波照間和海君(6)は「野菜ちゃんと食べてるかを話した。楽しかった。きょうのメニューの中では、パッションフルーツがおいしかった」と笑顔で話した。
 給食センターで働いている与儀正吾さん(27)は「野菜を食べるところが見られてよかった。提供者として子どもたちの給食の感想を聞けてよかった」と話した。