来れ「未来の気象予報士」 来月、子ども向け講座


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「子ども気象学士」講座への応募を呼び掛けるFMとよみの安慶名雅明社長(右端)ら=4日、那覇市樋川の沖縄気象台

 来れ、未来の気象予報士―。日本気象学会沖縄支部(赤枝健治支部長)は、天気の仕組みや自然災害について学ぶ「子ども気象学士」の講座を初めて開く。同学会の取り組みとしては全国でも初めて。沖縄気象台とコミュニティー放送局FMとよみ(安慶名雅明社長、83・2メガヘルツ)が協力し、企画を立ち上げた。

最終日は検定試験(日本気象学会沖縄支部認定)を実施し、点数に応じて3級から1級までの認定証を発行する。
 小学校5、6年生が対象で参加費は無料。那覇市樋川の沖縄気象台で8月11日から15日までの5日間(いずれも午前中)学ぶ。保護者同伴で全ての講座に参加することなどが条件で、50組100人を募集している。13日は恩納村の沖縄宇宙通信所を訪問する。
 沖縄の台風、天気図の見方などを学び、授業の内容に沿った実験を行う。天気に関する沖縄のことわざを学習する他、気象予報士による講話がある。期間中、FMとよみへのラジオ出演も体験する。
 沖縄気象台の裁吉信さんは「魅力的な講座内容になっている。気象に興味のある子どもたちに参加してほしい」と話した。
 FMとよみの安慶名社長は「お天気キャスターとしてラジオに出演し、学んだことをみんなに伝えてほしい」と期待を込めた。
 応募に関する問い合わせはFMとよみ(電話)098(850)5517。