脱法ハーブ事故で実刑、福岡地裁 「浅はか、危険著しい」


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 脱法ハーブを吸引して車を運転し、4人をはねて重軽傷を負わせたとして、危険運転致傷罪に問われた福岡県久留米市の無職今村哲被告(38)に福岡地裁は14日、懲役3年6月(求刑懲役4年6月)の判決を言い渡した。
 

 判決理由で村上典子裁判官は、日常的に脱法ハーブを使用し、影響を理解していたにもかかわらず、吸引直後に運転したと指摘。「浅はかな意思決定は厳しい非難に値する。男性をひいた状態で塀に激突した後もアクセルを踏み続け、運転の異常さや周囲の交通の安全にもたらした危険の大きさは著しい」と述べた。
(共同通信)