質問に工夫、やる気に 真地美之さんが子育て講演


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参加者へ「しつもん」を投げ掛ける真地美之さん(右)=22日、伊江村福祉センター

 【伊江】伊江村福祉保健課は22日、村福祉センターで「子どものやる気を引き出す魔法の質問」をテーマに子育て講演会を開いた。竹富町在住で一般財団法人しつもん財団認定、魔法のしつもんキッズインストラクターの真地美之さん(31)を招き、約20人が参加した。

参加者は真地さんから投げ掛けられた「しつもん」に答える体験をしながら、子ども(相手)への言葉掛けの大切さを学んだ。
 真地さんは「『なんで?』と質問すると、人は言い訳をする。『どうしたらできると思う?』と質問すると、自分ができることを答える」と講話し「プラスの言葉で質問し、相手が受け取りやすい言葉を投げ掛ければ伝わりやすい」と強調した。
 会では、グループに分かれ、「最近うまくいっていること」や「言われてうれしい言葉」などを発表し、発表者以外の人は「いいねー。最高」などと、褒めたり、褒められたりする体験で喜びも味わった。
 宮城悦子さん(54)は「言葉の力ってすごい。プラスの言葉のシャワーを浴びるとポジティブな気持ちになり、幸せな気持ちになる」と話した。
(中川廣江通信員)