新聞使い、学び考える NIE徳島大会が閉幕


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徳島の名産の記事や新たな町おこしイベントの記事を紹介しながら、自分の意見を発表する児童ら=1日、徳島市のあわぎんホール徳島県郷土文化会館

 【徳島で座波幸代】第19回NIE全国大会徳島大会(日本新聞協会主催)は最終日の1日、小中高校6校による公開授業や5教員らの実践発表、幼稚園から大学、地域まで幅広い層でNIE活動を考える七つの特別分科会が行われた。

参加者らは新聞を使って生き生きと学ぶ子どもたちの姿やそれを支える教員らの指導法、新聞活用の課題などを学び合い、社会への視野を広げるNIEの可能性について考えを深めた。
 徳島県の高原小の5年生40人が参加した公開授業「自分の考えをまとめて討論会をしよう~新聞活用大作戦」では、海産物など徳島の名産や、阿波踊りなどのイベントに関する記事を集め、その内容を基に観光パンフレットの「トップ記事」にふさわしいのは「食べる」「遊ぶ」のどちらかという視点で議論した。
 児童らは「食べる」「遊ぶ」の2グループに分かれ、「徳島ラーメンは全国でも評判なので、『食べる』をトップにしたい」「鳴門の渦潮は子どもから大人まで楽しめるので『遊ぶ』がいい」など、根拠を持って意見を述べ合った。