胡弓・最高、優秀、新人合 格者 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)で胡弓の新人、優秀、最高の3部門の審査が7日、那覇市天久の琉球新報本社であった。新人には15人が受験し、15人全員が合格した。合格率は100%。1人が棄権した。優秀には2人が受験し、2人とも合格した。合格率は100%だった。1人が棄権した。

 最高には5人が受験して3人が合格した。合格率は60%。1人が棄権した。合格者は次の通り。(敬称略)

 【新人】仲村亘、野原学(以上那覇)澤岻安優(浦添)玉城智子、伊敷保(以上糸満)平良栄八(沖縄)稲福歩奈(南城)比屋根良直(恩納)潮平結子(与那原)宇夫方路、東條隆、石倉陽子、宗岡高(以上東京)下村祐世(神奈川)友永賀生里(兵庫)
 【優秀】柴田弘子、内間安亨(以上沖縄)
 【最高】又吉恭平(浦添)比嘉紀子(読谷)喜納彩華(金武)

<審査講評>演奏に一生懸命 自分の音聞かず
 全部門ともに、つぼどころ(弦を押さえる位置)が良くない。「上」の音は高すぎて「尺」の音は低すぎる。弾くのに一生懸命で自分の音を聞いていない。
 新人部門は昨年より姿勢、胡弓の持ち方、弓の使い方、音の調和が良くなっている。優秀部門も昨年より良かった。だが、最高部門は優秀部門より悪かった。弓の使い方がちぐはぐで、もっと弾きこなしが必要だ。
 (審査員・松田博治、崎原盛勇、新城清弘、川平賀道(しげのり)、伊禮薫)