「基地への抵抗続けて」 名護でシンポジウム


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シンポジウムに耳を傾ける参加者ら=13日、名護市民会館

 沖縄平和市民連絡会などでつくる世界の識者文化人沖縄声明と連携する市民の会は13日、「沖縄が世界に求めることは何か」をテーマに名護市民会館でシンポジウムを開いた。

アメリカン大学歴史学教授のピーター・カズニック氏やアメリカフレンズ奉任委員会のジョセフ・ガーソン氏、元知事の大田昌秀氏、糸数慶子参議院議員が討論した。名護市辺野古への新基地建設について、今後も反対を訴え続けることが重要だとする認識を共有した。
 シンポジウムの冒頭では、ピース・フィロソフィー・センター代表の乗松聡子氏が「沖縄の新基地建設は絶対に許さない」とする共同声明を読み上げた。約350人の来場者からは盛大な拍手が起こった。
 カズニック氏は「米国は自国を特別視する傾向にある。戦争を繰り返すことで富や欲求を追い掛けている」と指摘。その上で「基地反対の抵抗を続けてほしい。それが米国の基地ネットワークを切り崩していく」と呼び掛けた。
 ガーソン氏は「沖縄は米国の中国封じ込めの犠牲になっている」と説明。米国のアジア地域での影響力を強める戦略に対する方策として「米国で同じような運動をしている市民団体を沖縄に招いて交流し、その影響力で米国議員に訴えることが必要だ」とした。