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【号外】掘削作業に着手 辺野古台船を設置 16カ所で調査予定

 沖縄防衛局は17日午前7時25分、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた海底ボーリング調査に使用するスパット台船の設置作業を開始した。作業を終え次第、海底を掘削するボーリング調査を本格的に始める見通し。辺野古沖で掘削調査のための足場を設置するのは、市民らの反対運動などで最終的に作業が中止された2004年以来となる。

 防衛局は同日早朝、移設予定地に隣接するキャンプ・シュワブに搬入していた小型のスパット台船を陸上部分で組み立てた後、クレーンでつり上げてシュワブの沿岸部に移動させた。沿岸部は立ち入り制限水域を明確にするための浮標灯(ブイ)や浮具(フロート)で囲われており、移設に反対する市民や報道関係者が近づけないようにしている。スパット台船を海底に固定する作業が完了すれば、掘削を開始する準備が整う。
 防衛局は「作業の効率化を図るため」として、当初予定していた海底ボーリング調査のための単管足場(やぐら)の設置を取りやめ、全てスパット台船を利用した調査に切り替えた。
 海底の掘削調査地点も?カ所から16カ所に縮小した。水深の浅い9地点に設置するとしていた単管足場のうち、4地点を小型のスパット台船による調査、5地点を沿岸部付近の陸域での調査に変更した。
 スパット台船は4本の支柱で作業台を支える簡易な構造物。単管足場に比べ港湾内での移動が容易だ。防衛局はボーリング調査期間を11月30日までと設定している。