スパット台船に支柱取り付け 辺野古沿岸


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浮桟橋近くで組み立て作業が行われたスパット台船(毎日新聞ヘリから、山城博明撮影)=17日午前9時54分、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ沿岸

  沖縄防衛局は17日午前9時すぎ、米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移設に向けた海底ボーリング調査に使用するため、米軍キャンプ・シュワブ沿岸部の浅瀬に浮かべたスパット台船に支柱4本を取り付ける作業を終えた。調査カ所の海底に固定する作業が完了すれば掘削作業の準備が整う。

 防衛局は同日午前7時50分ごろ、移設予定地に隣接するキャンプ・シュワブに搬入していた小型のスパット台船をクレーンでつり上げてシュワブの沿岸部海上に降ろした。午前8時すぎからは沿岸部陸上にあったスパット台船の支柱4本を順次、台船近くに降ろし、組み合わせる作業が行われた。
 その後、沖縄防衛局の作業船十数隻が台船の周囲に集結。午前9時40分ごろ、作業船と台船をロープでつなぐ作業が始まった。
 一方、キャンプ・シュワブのゲート前では、午前7時すぎから新基地建設に反対する市民が集まり始め、
午前9時すぎに最初の集会を行った。「海上保安庁は帰れ」「弾圧許さん」などとシュプレヒコールを上げた。午前11時半現在、名護市辺野古では風雨が激しくなっている。
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