三線安冨祖流 優秀に14人合格 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の三線安冨祖流・優秀部門の審査が20日、那覇市天久の琉球新報本社で開かれた。19人が受験し、14人が合格した。

合格率は73・6%だった。棄権者は1人で、失格が3人。合格者は次の通り。
(敬称略)

 大城眞幸、上原奈季、藤田良子、我那覇偉(以上那覇)當間治雄(宜野湾)高安忠市(南風原)屋宜公、大石洋子、阿部彩子、田中真美(以上東京)藤井祐太(兵庫)下池和彦、大下真紀(以上福岡)小川大泉(鹿児島)

<審査講評>爪の扱いに難点
 全体的にレベルが高く、とりわけ女性に高得点者が多かった。県外の受験者も上手だ。県内の受験者は古典芸能に向かう姿勢を学んでほしい。県内の若い男性受験者が少なく寂しい。
 演奏が止まった人は稽古不足か本番に慣れていないかだ。細かい点では爪の扱いがうまくない。弦に対して爪を直角に当ててはじくように弾く人がいるが、爪を寝かせて弾くとよい。四と工の音を同時に弾く列弾(つぃりびち)もうまくできていない。(審査員・金城武、仲原善光、宮里敏則、糸数一雄、照喜名進)(24面に合格者)

※注:の「高」は旧漢字