舞踊最高部門24人合格 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の舞踊最高部門の審査が5日間にわたって那覇市泉崎の琉球新報ホールであり、21日終了した。46人が受験し24人が合格した。合格率は52・2%だった。棄権者は1人で、失格が13人だった。合格者は次の通り。(敬称略)

 安村渚、宮里克子、平良さやか(以上那覇)岸本久美子(名護)森根藍水、上原美智子(以上沖縄)島尻紀希、伊志嶺梓、座安友香(以上豊見城)伊礼真由美、西野夏紀(以上うるま)平安香代子(国頭)玉城知世(今帰仁)友寄千恵子(本部)津波古千秋(恩納)安富和子(金武)松田姫華(読谷)大田優希(嘉手納)呉屋智(中城)長田鼓都音(西原)大湾美香(与那原)江幡妙子(東京)金城瞳(神奈川)新村智枝(兵庫)

<審査講評>所作散漫で雑
 全体的に稽古不足を感じる残念な結果となった。腰の使い方やこねり手、歩みなど基本動作が押さえられていない。手と体、足など、一体となるべき所作がバラバラになっている人が多く、雑な印象を受けた。優秀賞を通ってきたのか疑問を感じる踊りもあった。場面や歌詞も理解できていない。意味を捉えれば体の使い方や内面から湧き出る表情が変わってくるはずだ。今後に向け、若いお師匠たちには頑張ってもらいたい。(審査員・親泊興照、金城康子、山内喜美枝、金城清一、玉城秀子、又吉靜枝、金城千壽子、赤嶺正一)(36面に合格者)