目標の職業へ第一歩 高校生、就職向け宿泊研修


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助言役の別の生徒が周囲で見守る中、真剣に面接練習に挑む生徒=14日、宜野湾市真志喜のカルチャーリゾートフェストーネ

 高校生が就職に向けた面接や履歴書作成の方法、就職後に求められるチームワークなどを3泊4日で総合的に習得する「就職活動キックオフ研修」(主催・県教育庁)が7月29日~8月1日、同2~5日、12~15日の3期に分けて宜野湾市真志喜のカルチャーリゾートフェストーネで行われた。

県内31校から約230人が参加し、自らの目標に向けて弾みを付けた。
 12日からの3期目には11校から80人が参加した。14日午前は6人ほどの班に分かれて面接練習を行った。面接官役のスタッフを相手に模擬面接をする様子を高校生同士が見せ合った後、「志望動機が伝わった」「緊張しないように自然体で臨んだ方がいい」など気付いた点を互いに指摘した。
 原子力の安全面での問題を解決したいという沖縄工業高校3年の桃原一太君(18)=八重瀬町=は「早く就職対策する分だけ(他の生徒より)一歩前に進める。同世代で助言し合うのはお互いに聞き入れやすい」と話した。