箏曲優秀21人合格 琉球古典芸能コンクール


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 第49回琉球古典芸能コンクール(琉球新報社主催)の箏曲優秀部門の審査が23日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。37人が受験し、21人が合格した。合格率は56・8%だった。棄権者は1人で、失格が8人。合格者は次の通り。(敬称略)

 桶川美晴、末吉つや子、上原智恵子(以上那覇)赤嶺トヨ、伊志嶺香織(以上浦添)泊尚登、首里美樹(以上沖縄)藤岡宏美(豊見城)久田俊江、山城綾子、上里安子(以上うるま)赤嶺杏歌(宜野座)林杏佳、久貝裕希、宮里美穂(以上読谷)桃原友江、大城洋子(以上西原)瀬良垣清美(南風原)仲宗根あい(東京)倉原智子(大阪)中村文子(米国)

<審査講評>左手奏法が未熟
 途中で演奏が止まり失格になる人が多かった。稽古不足だ。歌物、段の物(器楽曲)ともに「曲絃(たみぢる)」「詰絃(つぃみぢる)」といった左手の奏法ができていない。ただやっていて音を聞いていない。段の物は○(まる)拍子(休符)をしっかり取ってほしい。
 座る位置が左側に寄りすぎている人がいた。左側に寄りすぎると、音が重くなりコマ倒れしやすくなる。座る位置を確認して演奏を始めてほしい。
(審査員・具志堅孝子、波平エミ子、仲田美智子、具志堅道子、米須幸子、島袋八重子、手登根廣美)