辺野古、市民ら抗議行動継続 ボーリング続行に怒りの拳


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 【辺野古問題取材版】米軍普天間飛行場の名護市辺野古移設に向けた政府の作業は27日も進められており、ボーリング調査を実施している辺野古沖の台船で作業を進める様子が確認された。

 午前9時過ぎ、移設に反対する市民らはカヌー11艇で沖合にこぎ出し、海上のオイルフェンスや浮具(フロート)沿いに船体を並べて抗議した。
 キャンプ・シュワブのゲート前にも市民らが早朝から集まった。午前10時過ぎからこの日最初の抗議行動を展開。「埋立阻止」などと書かれたプレートを持ち、「ボーリング止めろ」などと拳を突き上げた。
 拡声器を海側に向け、「カヌー隊、頑張れ」などとエールを送る声もあった。
 抗議行動後、マイクを握った山内末子県議が「世論調査で埋め立て反対がさらに増えていることが分かった。安倍政権の不支持率も高く、県民の純粋な気持ちが示された」と話すと拍手が起こった。【琉球新報電子版】