沖縄ツーリスト、本土地区事業を分割


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 沖縄ツーリスト(那覇市、東良和会長)は本土地区の事業などを分割しミュゼトラベル(東京、高橋仁社長)に承継させる。28日の官報に「吸収分割」が掲載された。

 1カ月以内に債権者から異議がなければ登記手続きに入り、分割が完了する。完了後に新会社を設立する見込み。9月9日に会見し、今後の事業展開や新役員を含む組織体制について発表する。
 沖縄ツーリストは東京や仙台など本土地区に九つの支店を開設しているほか、札幌市で関連企業を運営している。同社はことし4月、県内と本土をそれぞれ独立採算で運営する事業部門制(カンパニー制)を導入しており、本土地区カンパニー事業をミュゼトラベルに承継させるとみられる。
 事業を承継するミュゼトラベルは、国内外で女性専用の脱毛サロンなどを展開するジングループの子会社で、1987年に設立。女性向けの旅行商品を中心に販売している。