サムソンに快勝 キングスが練習試合


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キングス―三星 素早くリング下に切れ込んでシュートを決める並里成=28日、沖縄市体育館

 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングスは28日、沖縄市体育館で韓国プロバスケットボールリーグKBLのソウル三星(サムソン)サンダースと練習試合を行った。

KBL優勝の経験を持つ三星に対し、キングスはbjリーグ王者の強さを見せつけて88―76で勝利。新チーム始動後で初めてとなる対外試合を白星で飾った。
 キングスは第1クオーター(Q)から勢いに乗った。岸本隆一が外からリングを射抜いて攻撃の口火を切ると、並里成やアンソニー・マクヘンリーがインサイドに切れ込んで得点を重ねた。第2Qは勢いを増した三星に押し込まれ、一時は逆転を許した。それでもマクヘンリーの3点弾で再びリードを奪い、44―36で前半を終えた。
 第3Qはキングスが攻守で優位に立った。山内盛久が好守備で相手選手を惑わせば、並里は速さのあるプレーでチームをけん引した。第4Qに三星の追い上げを受けたが、マクヘンリーやドゥレイロン・バーンズの得点で突き放した。
 伊佐勉ヘッドコーチは「今日は勝ちたかった。オフェンスは思ったよりも得点が取れて悪くない」と手応えを口にした。一方で「ディフェンスは納得できないところがある。(プレシーズンマッチの)トヨタ戦に向けてクオリティーを上げたい」と強化を誓った。