新たな陸域個所で掘削調査 辺野古 市民60人が抗議


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沖縄防衛局の埋め立て工事やボーリング調査の中止を求める市民ら=29日、名護市辺野古の米軍キャンプシュワブ

 【辺野古問題取材班】名護市辺野古の新基地建設工事に伴う、陸域でのボーリング調査が29日午前9時半ごろ、新たな箇所で始まった。陸域では最後となる5カ所目。場所は辺野古漁港側の兵舎の下の砂浜。掘削機や資材が運ばれている。住民が乗る船は沖から「工事やめろ」と抗議した。

 米軍キャンプ・シュワブゲート前に県内外から市民60人余りが集まった。沖縄平和運動センターの山城博治議長の「大型スパッド台船が大浦湾に来る日も近い。サンゴ礁の群落に杭が打たれてしまう」との声で抗議が始まった。市民らは「海を埋めるな」「サンゴを壊すな」と建設工事に抗議の声を上げた。
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