泥んこ「楽しかった」 名護、園児ら田植え体験


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一本一本丁寧に植え付ける子どもたち=名護市の名護城公園せせらぎ広場

 【名護】名護城公園管理事務所(宇根良政所長)主催の田植え体験が23日、名護市の同公園せせらぎ広場の田んぼで行われた。市内のあすなろ保育園やエレミヤ学童クラブ、さくらガイドら約40人が参加した。

 園児らは引率の先生から苗の植え方を教わった後、苗を受け取り、一本一本丁寧に植え付けていった。
 最初は「足が泥から出てこない」と怖がっていた子どもたちが、慣れるに従い「もう終わったよ。もっと苗をちょうだい」と元気いっぱい。
 あすなろ保育園の石倉健雄主任保育士は「園児たちは田植えは初めて。お米は何からできているか分からなかったので、今日は情操教育に大変よかった」と感謝した。
 同園の平田たいきちゃん(6)は「とても楽しかった。苗を泥に入れるところが一番楽しかった」と大喜びだった。
 またほかの園児らは「白いご飯ができるところが田んぼだと知って驚いた」と話していた。泥んこになった園児らはすぐそばの幸地川で泥を落とし、すっきりした表情。
 田んぼは約230平方メートル(約70坪)。約2時間で植え終わった。秋の収穫の際、稲刈り体験してカレーライスを作りみんなで楽しみたいという。
(幸地光男通信員)