統一地方選 新人健闘27%占める、女性議員も増


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 2014年沖縄県内統一地方選は7日、名護、沖縄、宜野湾、南城、石垣の5市と6町13村の議会議員選挙の投票が一斉に実施され、竹富町を除く23市町村議選が即日開票された。8日午前2時までに総定数337議席は全て確定した。当選者は現職が235人当選したのに対し、新人は91人と当選者のうち27・0%を占めた。20代は新人3人全員が当選した。41人が立候補した女性は34人が当選し、南城市、八重瀬町では合併後初の女性議員が誕生した。

 竹富町を含めた24市町村の全有権者数に対する投票者率は61・26%で、前回2010年に比べて2・26ポイント低下した。投票率が最も高かったのは与那国の97・14%、最低は南風原町の48・85%だった。

 24市町村議選には総定数349人に対し422人が立候補し、競争率は1・2倍の少数激戦となった。竹富町議選(定数12)は8日に開票される。

 定数が2削減された宜野湾市議選(定数26)は、佐喜真淳市長を支える与党が引き続き多数を占めた。4月に8年ぶりの保守市政となった沖縄市議選(定数30)は39人が立候補する激戦となり、桑江朝千夫市長を支える市政与党が過半数を守った。陸上自衛隊沿岸監視部隊の配備などが争点となった与那国町議選(定数6)は7人の争いとなり、野党新人が当選し、町政与党多数から与野党が3議席ずつを分け合う形となった。

 統一地方選は今後、伊平屋村議選が14日投開票、うるま市議選が10月5日投開票、豊見城市長選が同12日投開票、渡嘉敷村長選が同26日投開票される。11月16日には県内政局の天王山となる県知事選を迎える。