市民ら21人が一時拘束 午後1時45分までに全員解放


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浮具を越え、ボーリング調査をしているスパット台船に近づく市民ら=9日午後零時25分

 【辺野古問題取材班】新基地建設が進む名護市辺野古のキャンプ・シュワブ沖で、カヌーに乗って抗議行動をした市民ら21人が9日午後零時22分ごろから、海上保安官に次々と拘束された。

市民らは浮具(フロート)を越え、ボーリング調査を行っているスパット台船1基に近づいた。同日午後1時45分ごろまでには全員が解放された。今回、海上での抗議行動が始まって1日で拘束された市民の数では最多。
 9日は干潮の時間になり、水位が低くなったフロート前で市民らがカヌーから下りて抗議する様子が見られた。市民らは台船に近づこうと、フロートを越え、海上保安官と激しいもみ合いとなった。台船に向かった市民の一部が海上保安官に拘束された。
 辺野古の浜から抗議行動を見守った市民からは「仲間を帰せ」「県民は見ているぞ」とシュプレヒコールが上がった。
 (琉球新報電子版)