美里工、知念下す 県秋季高校野球第3日


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8回1死、二塁打を放つ美里工の崎濱秀三。一塁走者の平安座達樹が一気に生還した=9日、宜野湾市立野球場(金良孝矢撮影)

 第64回県高校野球秋季大会第3日は9日、宜野湾市立野球場で1回戦1試合を行った。美里工が先発全員安打の猛攻で知念を振り切り、10―5で勝利した。第4日は13日、沖縄セルラースタジアム那覇など3球場で1回戦9試合を行う。

◆八回、打者一巡の猛攻
 6―5で迎えた八回裏、美里工の猛打が爆発した。5連打を含む打者一巡で4点を加え、追いすがる知念を突き放した。
 1死から9番名嘉山弥が単打で出ると、代走に平安座達樹が送られた。続く1番崎浜秀三は右翼に長打を放つ。平安座は三塁に向かいながら「ファーストの中継ミスが見えた」と自らの判断でスピードを上げると一気に本塁を陥れた。
 「足のある選手。どこかで使いたかった」という神谷嘉宗監督の起用に応える好走塁で貴重な追加点を挙げ、猛打の口火を切った。平安座は「走塁には自信がある。この1点で勝てると思った」と胸を張った。
 センバツ出場を果たした先代のチームに比べると「目立つ選手はいない」(神谷監督)という。主将の砂川隆之佑は「その分、みんなつなぐことを意識している」とチームバッティングで先輩たちと同じ、夢の舞台を目指す。
(荒井良平)

<きのうの結果>
▽1回戦
美里工 10―5 知念

<13日の試合>
▽1回戦
【セルスタ】9時
小禄―八重山商工
沖縄工―宜野湾
浦添―浦添工
【宜野湾】9時
宮古工―興南
名護商工―北中城
具志川商―コザ
【嘉手納】9時
首里東―普天間
美来工科―本部
豊見城南―北部農林