元気100歳 南大東島の當眞さん 背筋ピン、踊りも披露


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お祝いのエイサーに合わせ踊る當眞嗣章さん=6日、南大東村役場前

 【南大東】南大東村は、村内の満75歳以上138人を対象に6日、村離島振興総合センターで敬老会を開催した。ことしは同村南に住む當眞嗣章さん(1914年=大正3年生まれ)が11月に100歳を迎える。村役場正面玄関前では多くの村民が集まり、長寿を祝った。村青年連合会による勇壮なエイサーが繰り広げられ、会場の村離島振興総合センターまでパレードが行われた。沿道から「100歳おめでとう!」と声援と拍手が送られると、當眞さんは「ありがとう」と手を振って応えた。

  當眞さんは6歳の時、南大東村に移住。製糖工場の機関庫工員として働き、その後、土地を購入し、農業を営んできた。読書、ゲートボールを楽しみ、時には自ら車を運転してグラウンドゴルフにも出掛けるほどの元気者。姿勢が良くジーパンが似合う。
 式で、仲田建匠村長は「村の発展は離島苦を克服し、離島振興と地域の発展に努めてくださったたまものであり、深く感謝の意と敬老の誠を申し上げます」と健康長寿を願った。
 比嘉憲政村老人クラブ会長は「われわれ75歳以上でも農業仕事は現役だ。島で元気で過ごしていくのが願い」とあいさつした。
 沖山吉徳氏、濱里ヨシ子さん、内里文さん、小濱徳三郎氏、仲田安英氏、新田正夫氏6人が米寿(トーカチ)を迎えた。(池田羊子通信員)