【辺野古問題取材班】名護市辺野古への新基地建設に反対する集会が11日午前も、辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前で雨天の下開かれている。参加者らは海上保安庁の暴力行為にあらためて抗議の声を上げた。カヌー隊や抗議船団による海上行動は雷雨のため行動を見合わせている。海上のスパット台船には作業員の姿はなく、作業船とみられる船が航行している。
ゲート前集会では、菅義偉官房長官が辺野古埋め立ては「過去の問題」とした発言や、仲井真弘多知事が名護市議選の結果を受けて「名護だけが沖縄ではない」とした発言について、「開き直りだ」などと怒りの声が相次いだ。
海上行動を見合わせている抗議船団の船長やカヌー隊のメンバーらもゲート前集会に参加した。海上で海保の暴力を目撃したカヌー隊の隊員らは「見えないところで豹変(ひょうへん)してしまう」などと証言した。
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