當銘・大城ペア カヌーの日本選手権で準優勝


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 カヌーの2014年度日本スプリント選手権の第3日は14日、石川県小松市木場潟カヌー競技場であり、カナディアンペア500メートルで當銘孝仁(沖水高―大正大)と大城海輝(沖水高―鹿屋体育大)組が準優勝した。仲宗根脩真(同)のペアは3位に入った。大城は同シングル500メートルでも2位に入り、當銘は4位だった。

◆アジア代表に悔しい僅差
 ゴールした瞬間は互いにどちらが優勝したか分からなかった。0・1秒もない僅差で當銘孝仁・大城海輝ペアはアジア大会代表ペアに敗れた。
 ポイントはスタートのわずかな遅れだった。開始の合図で発艇装置に引っかかり、カヌーの長さ半分ほどの差でスタートした。後半200メートルからじわりじわりと差を詰め、ゴールの瞬間はほぼ同着だった。
 体力的に最もきついといわれる500メートルのカヌー。大城はシングルも僅差で2位になった後のレースで、体力的にはどの選手も厳しかった。大城は「ペアは自信があったので非常に悔しい」と語った。當銘は「ちょっともったいないが勝負だから、この経験を来年にぶつけたい」と前向きに捉えた。

◆素直にうれしい
 カナディアンペア500メートルで3位入賞した仲宗根脩真(鹿屋体育大)の話 率直に3位はうれしい。スタートに失敗したが中盤に追いつけたのは良かった。後半ばててしまい、ナショナルの2艇に離され、まだまだだと思う。もっと成長して、沖縄の先輩と3人で東京五輪に出ることを目標に頑張っていきたい。