県高校新人・陸上 男子、目取眞4冠 女子七種外間V


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男子棒高跳び決勝 棒高跳びを含む4冠を達成した目取眞剛(那覇西)=18日、糸満市運動公園陸上競技場(金良孝矢撮影)

 県高校新人体育大会は20日、糸満市などで陸上とアーチェリーの2競技を行った。陸上は男子1600メートルリレーで那覇西が優勝し、400メートルリレーも出場した目取眞剛(棒高跳び、200メートル)、下地伸征(100・400メートル)、シャープ宣(三段跳び、八種競技)が4冠を達成。

女子も両リレーに加え200・400メートルを制した中部商の具志堅美織が4冠を成し遂げた。女子七種競技では外間亜喜(那覇西)が僅差で大会新を逃した。アーチェリーは30メートルダブルラウンドで男子は喜久山幹汰(宜野湾)、女子は荷川取花梨(同)がトップだった。

◆驚異の身体能力 目取眞「もっと上を」
 大会の最終種目、男子1600メートルリレーで那覇西が1番でゴールした。1走の目取眞剛は、棒高跳び、200メートル、400メートルリレーと合わせて4冠を達成し、笑顔がはじけた。身体能力にたけた選手の4冠はチームメートで400、1600リレーを共に走った下地伸征(100・400メートル)、シャープ宣(三段跳び、八種競技)も達成したが、専門性の高い棒高跳びを含んでの4冠は「珍しい」と関係者を驚かせた。
 目取眞にとってコザ中のころから始めた棒高跳びは「他の競技にない感覚が面白い。上達してどんどん好きになった」という。「200メートルの長さ、リレーも団結力を感じて、4種類全部好き」と競技の違いを楽しんでいる。目取眞は九州大会に向けて「次はもっと上を狙う」と力強く語った。