全国ろうあ者体育大会開幕 県内初開催 1132人参加


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沖縄で初開催となる第48回全国ろうあ者体育大会で、前大会の優勝旗などを返還する出場者ら=26日、那覇市の県立武道館アリーナ

 聴覚に障がいのある人のスポーツ大会「第48回全国ろうあ者体育大会」の開会式が26日、那覇市の県立武道館アリーナで開かれた。県内では初開催。卓球やボウリングなど10競技が27、28の両日、県内各地で行われる。

 大会は「力強く 笑顔で 絆を深め」がテーマ。全国から1132人が出場し、各競技で頂点を競う。県勢は6競技に56人が出場。役員やボランティアを含めると2500人以上が参加する。
 開会式で下地盛榮実行委員長は「互いに交友を深め、技を競い合い、健闘をたたえ合ってほしい」とあいさつ。選手を代表して、県勢でバレーボール女子に出場する高良美樹さん(23)と野球に出場する高良昌莉(しょうり)さん(21)のきょうだいは「磨いてきた力と技を発揮し、相手を尊敬すると共に、互いの友情を深め、全力で戦い抜くことを誓う」と手話で力強く選手宣誓をした。開会式終了後は、天龍舞エイサーや琉球聾太鼓らによる演技が披露された。