日台民間漁業者間交流を延期 台湾側、不参加


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 県漁業協同組合連合会(国吉真孝会長)は30日、10月3日に予定していた「日台民間漁業者間交流」の開催延期を正式に決めた。台湾側から同日、水産庁に対して不参加の回答があった。水産庁が台湾側の渡航費助成を承認しなかったことが要因とみられる。

 水産庁漁業調整課は「台湾側は9月10~13日に自費で来県し、県漁連と交流していた。今回も自費で来ると思っていた」と助成を不承認にした理由を説明した。しかし、29日に一転して助成することにした理由は明らかにしていない。
 台湾側は「宜蘭(ぎらん)県蘇澳(すおう)区漁会(漁協)の渡航費不足」などを理由に30日、不参加の意向を水産庁に回答した。
 県漁連の国吉会長は今回の漁業者間交流について「水産庁から依頼されて県漁連が日程調整をした。本来なら水産庁が実施すべきだ」と話している。