サンエー最高益更新 第2四半期、純益9.4%増39億円


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 サンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は3日、2014年3~8月期(第2四半期)の連結決算を発表した。テナント収入を含めた売上高(営業収益)は前年同期比5・0%増の833億6700万円、経常利益は15・2%増の68億6800万円、純利益は9・4%増の39億100万円だった。いずれも過去最高を更新した。増益は2期連続。

 消費税増税前の駆け込み需要の反動減は順調に戻しつつあるが、「まだ手放しで戻ったとは言いにくい」(上地社長)状況。外国人を含む観光客の増が需要増を下支えした。
 部門別売上高は既存店ベースで全て前年を上回った。比重の一番大きい食料品が3・3%増。次いで家電を含む住居関連品が6・2%増。住宅需要も反映して大型冷蔵庫やエアコン、洗濯機など家電製品が順調で、全体を押し上げた。外食は4・5%増だったが、野菜の価格高騰や円安による輸入肉や小麦のコスト増が収益を圧迫した。
 上地社長は「3月の駆け込み需要が非常に大きく順調で上半期は恵まれた。客数が99・4%と伸びていないが、客単価がよく支えられている。客数の要因は読めておらず、どうなるかは留意点だが、消費のマインドはいい」と説明した。
 浦添市経塚で5月から始めたネットスーパーは登録会員や配達件数は予定通りで順調。年内に浦添市内の9割までエリアを拡大する。
 ローソン沖縄は、コンビニ直営店の売上高は1億2800万円で県内フランチャイズ料などの営業収入は21億9千万円。プライベートブランド(PB)のローソンセレクトも好調で、11月に沖縄限定版の拡大も含め新商品を発表する。