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「関心、理解深めて」 映画「標的の村」13日浦添で上映

「標的の村」上映会に多くの来場を呼び掛ける浦添上映実行委員会のメンバー=6日、宜野湾市内

 【浦添】東村高江のヘリパッド建設に反対する住民を追ったドキュメンタリー映画「標的の村」の上映会が13日、浦添市産業振興センターで開かれる。上映を計画しているのは30~40代の子育てママたちだ。

原発問題をきっかけに沖縄に移り住み、作品を通じて基地問題に苦しむ沖縄の現実を知り衝撃を受けた女性もいる。「子や孫にこの問題をつなげたくない。沖縄で起きていることを考えるきっかけにしてほしい」と来場を呼び掛けている。
 実行委員長の利根川千恵さん(49)=茨城県出身=は映画を通じ、県民の強い反発にもかかわらずオスプレイ配備や高江の工事が強行されている現実を知った。「沖縄のいい部分しか見ていない無関心な自分に気付き、ショックだった」と振り返る。
 利根川さんはこれまで作品を4回鑑賞したといい、「高江と辺野古の問題はセット。多くの人が現場で自然や平和を守っている現実を伝えたい」と強調。宜野湾市の新垣依恵さん(44)も「戦後、闘ってきたのは上の世代。その思いを私たちの代、次の世代につなぎたい」と力を込めた。
 東日本大震災後、原発に追い詰められるように横浜市から沖縄に来た水上実穂さん(31)=浦添市=は「本当に大変なとき、国は国民を捨てるんだなと感じた。沖縄にも同じような状況が昔からあった」と語る。「軽い気持ちでもいい。上映会を、関心を持つきっかけにしてほしい」
 当日の上映は午前10時半、午後2時半、午後6時半の3回で、入場料は千円。2回目の上映後には作品の監督の三上智恵さんのトークショーがある。
 1回目には高江フラ、3回目には浦添市青年連合会のエイサー演舞も予定している。問い合わせは新垣さん(電話)080(4312)0064。



琉球新報