「うるまの食」紹介 カフェで独自メニュー


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うるま市の食のPRのフリーペーパーを持つノイズ・バリューの青木元氏=16日、琉球新報社

 企業や地域ブランドのデザインを手掛けるノイズ・バリュー社(那覇市、我喜屋俊二社長)は10月から、うるま市で人気のカフェと連携し、地元食材などを使った独自メニューの提供を期間限定で始めている。

来年3月まで。店舗紹介などのフリーペーパー「うるまはうまい」も製作し、うるま市の地元客はもちろん、沖縄本島南部の住民にうるま市の食をPRして来訪を呼び掛けている。
 うるま市は昨年から、地元の小規模事業者を育成する商品開発プロモーション事業を一括交付金を活用して実施してきた。昨年は販路開拓などを支援し、ことしは独自メニューの開発と販売に向けた支援を進める。
 独自メニューは、うるま市石川の外人住宅で展開している通称、カフェストリートのカフェ5店舗に依頼した。地元のトビイカと黄金芋、パッションフルーツの食材と、島トウガラシの辛み調味料「島ネロ」がおしゃれな料理に変身した。
 フリーペーパーは8万枚製作し、5万枚はうるま市の広報誌とともに各戸に配布する。24日からの沖縄の産業まつりでも配布予定。
 ノイズ・バリュー社の青木元さんは「昨年のアンケートでうるまの商品は全然知られていなかった。うるまを訪れる唯一の理由はカフェだった。特に若い女性がわざわざ足を運んでいた」と話し、多くの県民にうるま市を訪れるよう求めた。