星空の魅力発信 石垣で名所サミット


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星空の魅力や情報発信、連携の重要性などについて意見を交わす関係者ら=19日、石垣市民会館

 【石垣】石垣市など星の名所で知られる国内3地域が連携し星空の魅力を発信する「日本三選星名所・星空サミット」(同実行委員会主催)が19日、同市民会館で開かれた。今回が2回目で石垣市での開催は初めて。

シンポジウムでは3地域の観光協会長や天文学者が、星空を観光資源にした地域活性化の可能性について話し合い、今後も3地域が連携を図る重要性について確認した。
 石垣市は岡山県井原市美星町、長野県南牧村と共に、2011年のTBSの番組で「天文学者が選ぶ星空がきれいな場所」として上位3地域に選ばれた。これをきっかけに3地域が連携して星空で観光振興を図ろうとサミットが企画され、昨年、井原市美星町で初開催された。
 シンポジウムで関係者らは「星空への関心が高まっている」と報告した上で「スタンプラリーなどを実施し3地域を回る仕組みが必要」「共同の商品開発や交流企画がもっとあるといい」などと提案した。今後さらに星空の魅力を高め誘客を図るため、3地域が連携することの重要性について意見を交わした。
 次回サミットは南牧村で開かれる。