残したい「浦添八景」写真展 来月7日まで市役所ロビー


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「浦添八景」に決まった景勝地の写真作品を展示する実行委員会メンバー=20日、浦添市役所1階ロビー

 【浦添】未来に残したい浦添市の原風景を写真とともに募集した「浦添八景」(同実行委員会主催)がこのほど決定し、20日に浦添市役所1階ロビーで始まった写真展でお披露目された。

与座保子実行委員長は「いずれも浦添の素晴らしい歴史文化を再認識できる景勝地だ」と語り、今後の地域づくりへの活用に期待した。写真展は11月7日までで、2次募集として八景にちなんだ俳句・短歌・琉歌を募る。
 浦添八景には、市内在住・在勤の31人から写真67点の応募があり、推薦された地点は26カ所だった。
 「昔ながらの風景や市民の生活との関わりが説明できるもの」(与座さん)という観点から、学識経験者やカメラマンなども交えて八景を選定した。
 写真による八景推薦に続く第2弾として、11月1日から12月20日の期間で俳句・短歌・琉歌の作品を募集する。
 応募資格は市内在住、在学、在勤、団体所属者で、プロ・アマは問わない。1人につき3地点まで。
 実行委員会では2次募集のための八景めぐりバスツアーを今月26日に実施する。午前9時に市役所ロビー集合。参加費無料で、希望者は23日までに事務局に申し込む。
 申し込み・問い合わせは同事務局(電話)098(879)3219。

<選定された 浦添八景>
浦添八景に選ばれたのは次の通り。かっこ内は写真の推薦人。
▽浦添グスク(ソロウ・ジェリーさん)
▽浦添ようどれ(中村今也さん)
▽ハナリジー=為朝岩(仲松辰男さん)
▽当山の石畳=宿道「普天間参詣道」(与儀瑠美子さん)
▽伊祖グスク(安楽道子さん)
▽亀瀬(カーミージー)(宮國真由美さん)
▽杜の美術館=浦添市美術館(島袋進さん)
▽安波茶橋=宿道「中頭方西海道」(保利勝則さん)。