N・Sバレエアカデミー(長崎佐世代表)で学ぶ昂師吏功(たかしりく)さん(17)=浦添市、泊高校2年=が、来年4月米ニューヨークで開催される世界トップレベルのバレエ国際コンクール「ユースアメリカグランプリ」(YAGP)のシニア部門への出場を決めた。県勢のYAGP本選出場は3人目。
大阪で開催された日本予選で本選への出場権のある上位6人に選ばれた昂師さんは「緊張せずに臨め、自分を見せる踊りができた」と喜びを語った。
YAGPは米国など世界有数のバレエスタジオで奨学生として学ぶ機会が得られるなど、プロを目指す若いダンサーの登竜門になっている。本選には2007年に長崎真湖さん、13、14年には玉城七星さんが出場している。
昂師さんは本選出場を前に「海外からの出場者も多い大会なので圧倒されないようにしたい」と意気込んだ。アカデミーの長崎代表は「2年前から技術も上がってきて誇りに思っている。まだ足りない部分もあるので成長のために自分自身を乗り越えてほしい」と期待を込めた。