「5年内停止」 日本、要請4度のみ 5月以降なく


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 【東京】仲井真弘多知事が求める米軍普天間飛行場の5年以内の運用停止について、昨年12月以降、日米の閣僚クラスの会談で米側に要請したのは4回であることが分かった。

いずれも4月に行われた会談。17日の衆院安全保障委員会で照屋寛徳衆院議員(社民)が説明を求め、防衛省が22日、回答した。安倍政権は運用停止について「政府としてできることは全て行う」との基本方針の下、9月に就任した江渡聡徳防衛相も「協力要請している」としているが、閣僚レベルでは4月の4回にとどまる。
 要請は(1)4月5日の安倍晋三首相とヘーゲル米国防長官との会談(2)同月6日の小野寺五典防衛相とヘーゲル氏との会談(3)同月6日の岸田文雄外相とヘーゲル氏との会談(4)同月24日の日米首脳会談―の4回。