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空手を文化遺産に 登録目指しシンポ

沖縄伝統空手の課題を探った空手の日シンポジウムの登壇者=25日、那覇市のおきでんふれあいホール

 県が「空手の日」と定めた10月25日、那覇市内で空手の日シンポジウム(主催・県、県議会、沖縄伝統空手道振興会)が開かれた。約170人が参加した。県内外の空手関係者が沖縄空手の国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録に向け、課題を探った。

 また26日午後2時から、那覇市ぶんかテンブス館前を中心に歩行者に開放される国際通りで空手家千人が集まる記念演武祭も開かれる。
 基調講演でTBS番組「THE世界遺産」元プロデューサーの大野清司氏はユネスコ無形文化遺産の意義について話した。「登録に向けた運動の中で関係者と市民の双方で学問的な情報にとどまらず、じわじわとありがたみの価値がつくられることが本来の意義だろう。過程の中で価値を問い直す作業こそが大切だ」と強調した。
 パネル討論には大野氏や振興会役員、世界空手連盟や英国出身の空手家が参加し、沖縄空手の未来を共に考えた。
 振興会で「空手の日」委員長を務める島袋善保氏は「短期間で上達でき、場所や時間、老若男女問わず魅力がある。精神的支えにもなり空手をやって良かった」と思いを語った。
 主催者代表で振興会の喜友名朝孝理事長は「競技空手と伝統空手が一緒に手を取り、無形文化遺産登録に向けて歩んでいきたい」とあいさつした。
英文へ→Symposium aiming to add Okinawa Karate to UNESCO’s Intangible Cultural Heritage list