盛況、売り切れ続出 名護商工祭「デパート」初出店


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自ら仕入れた商品を販売する生徒たち=25日、名護市の名護商工高校

 【名護】名護商工高校(比嘉淳校長)の第3回商工祭が25日、同校で開かれ、生徒たちが日頃の学習の成果を披露した。商業系のクラスの生徒が商品の仕入れから販売までを行う「商工デパート」が初めてオープンし、来場客でにぎわった。

 生徒たちは、商工デパートに向け、夏休み前から商品の選定に取り掛かり、直接仕入れ先を訪れて値段交渉を行った。同日は、マフィンなどのお菓子を売る店やユニオンと連携し弁当や総菜を販売する店、雑貨屋など7店舗が並んだ。ブルーシールアイスを販売する店では生徒らが客に直接話し掛けてメニューを紹介する様子が見られた。総菜店やお菓子店も好評で、祭りが終了する約1時間前に既に売り切れる店が続出した。
 各クラスの代表としてデパートの社長役を務めた3年の上原佑季君(18)は「思った以上の人が来て安心した」と笑顔で語り「販売個数の予想や仕入れ先との値段の交渉が難しかった。今回学んだことを将来生かせるようにしたい」と話した。
 商業科主任の大城圭恵教諭は「授業で習っていることを実践することで学びを深めてほしい」と話した。