やんばるの産業まつり 推奨品に3点認定


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 【名護】第30回記念やんばるの産業まつり(北部振興会主催)の推奨品認定証授与式が10月29日、名護市の北部会館で開かれ、3点が選ばれ表彰された。

選ばれたのは「ひるぎの森まんじゅう」(名護市、紅樹堂)、油味噌(みそ)「味噌らー」(名護市、前田産業ホテルズ)、万能柑橘(かんきつ)調味料「柑橘香り塩」(名護市、渡具知)。各商品ともやんばるの味へのこだわりや市場性などが評価された。
 推奨品は14事業所19点の中から、やんばる産の材料を活用した地域性やパッケージ、価格帯、生産力などの観点から審査された。
 「ひるぎの森―」は県産黒糖、屋我地島の卵と天然塩、県産ラム酒などを使用。「味噌らー」は北部農林高校が育てたアグー豚の肉を使い、ラー油の辛みがほどよくマッチした味わいが特徴という。「柑橘―」はシークヮーサー果実を丸ごと塩漬けしている。
 推奨品の認定事業所を代表してあいさつした紅樹堂の坂下宙子代表は「やんばるの素材を意識して商品作りに取り組んだ。やんばるのさまざまな魅力を兼ね備えたおいしい商品を今後も作っていく」と抱負を述べた。
 この日は感謝状授与式もあり、北部地区商工会協議会や琉球新報社など17団体に賞状が贈られた。
 ことしのやんばるの産業まつりは、台風19号の接近に伴い中止した。

第30回記念やんばるの産業まつりの推奨品に認定され表彰された事業所の関係者ら=10月29日、名護市の北部会館
推奨品に認定された(左から)「ひるぎの森まんじゅう」「味噌らー」「柑橘香り塩」の3商品