ステルス戦闘機F22 8機、アラスカから嘉手納に飛来


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 【嘉手納】米空軍嘉手納基地に5日午後2時ごろ、外来機のステルス戦闘機F22ラプター8機が飛来した。沖縄防衛局報道室によると、米側から事前通告などはなかった。同局は米軍に飛来目的などを問い合わせており、返答があり次第、近隣市町村に内容を通告する予定だ。F22の嘉手納基地飛来はことし1月以来の約10カ月ぶりで近隣市町村では騒音の増加などが懸念される。

 飛来したのは米アラスカ州のエルメンドルフ空軍基地所属機。目撃者によると、同日午後1時58分に4機編隊の第1陣が南側滑走路に着陸。同3時7分に第2陣の4機が相次いで着陸した。着陸後には、複数の機体は燃料タンクを外す様子が確認されたという。
 嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会の野国昌春北谷町長は「ラプターは音が非常にうるさく、こうした状況では日本政府のいう負担軽減の実現にはほど遠い。たとえF15戦闘機の訓練を県外で実施したとしても、むしろ過重負担になっているのではないか」と述べた。