愛媛・八幡浜市にちゃんぽん条例 「子どもたちに伝承を」


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「八幡浜ちゃんぽん振興条例」が施行された、愛媛県八幡浜市内の食堂で八幡浜ちゃんぽんを食べる子ども=11日午前

 第6条「市民は、ちゃんぽんを子どもたちに伝承し、市に愛着が持てる取り組みに努める」。愛媛県八幡浜市で11日、名物の麺料理ちゃんぽんを活用した地域振興を目指す「八幡浜ちゃんぽん振興条例」が施行された。拘束力や罰則はない。
 八幡浜ちゃんぽんは、鶏がらであっさりとした黄金色のだしを取り、かまぼこなど港町ならではの具材を使っているのが特徴だ。条例は9月の市議会で全会一致で可決。八幡浜市の「八」にちなんで「地域振興に寄与すること」など8条で構成した。
 食堂店主の清家武一さん(70)は「濃厚の長崎、あっさりの八幡浜となれれば」と期待している。
(共同通信)