子の健やかな成長へ 県母子寡婦大会


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 【うるま】県母子寡婦福祉大会(県母子寡婦福祉連合会、うるま市母子寡婦福祉会主催)が16日、うるま市民芸術劇場で開かれた。「地域と共生、新たな歩み」をテーマに会員ら約600人が参加し、「安定した生活の基盤を確保し、子どもたちが健やかに成長できる社会の実現に取り組む」とした大会宣言をした。

 うるま市母子寡婦福祉会の山城弥生会長が開会の言葉などに続き、県母子寡婦福祉連合会の与那嶺清子会長があいさつした。与那嶺会長は「ひとり親家庭にとって大変心強い改正法が施行され、強化された各種支援事業の周知・広報に努めたい」と話した。
 式典では、特別功労1個人6団体、永年勤続功労4人、優良母子寡婦福祉会1団体、母子家庭奨励賞11人が表彰された。
 講演会では、本紙生活マガジン「うない」編集長の石田奈月さんが「PUSH or PULL~いまの単親に必要なもの~」をテーマに話した。「自己実現を図る上で、仕事をしていくのは欠かせない。主体的に選んでいって」とアドバイスし「子どもは考えるよりたくましい。頑張れば誇りに思ってくれる」と話した。また、ひとり親への各種支援施策も積極的に活用するよう呼び掛けた。
 体験発表では、那覇、糸満、読谷、名護の母子寡婦福祉会の代表が、自らの生活の苦労や子育ての悩みなどについて率直に語った。

約600人が参加した県母子寡婦福祉大会=16日、うるま市民芸術劇場
石田 奈月さん