翁長雄志氏が辺野古を訪問 「沖縄から本当の民主主義を発信」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
海上基地建設に反対する市民らにあいさつする県知事選で初当選した前那覇市長の翁長雄志さん=19日午後2時28分、名護市辺野古のキャンプ・シュワブゲート前

 【辺野古問題取材班】16日の県知事選で当選した翁長雄志さんが19日午後、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブのゲート前を当選後初めて訪れ、座り込みを続ける市民らを前に、新知事として普天間飛行場の名護市辺野古移設にあらためて反対していく意志を示した。

 市民らの握手や激励の声に囲まれながらあいさつした翁長氏は当選への力添えに感謝した後「保革を乗り越えて辺野古を許さないと訴えて当選した。基地は沖縄の経済発展の最大の阻害要因だ。官房長官は粛々と進めると言っているが、沖縄から本当の民主主義国家とは何かを発信していきたい」と話した。
 また同日午前、資材搬入のトラック7台がゲート内に入るのが確認された。市民らがトラックの進入を阻止しようとしたため、警察官と民間警備会社の警備員がトラックの通路を確保するため市民らを囲い込んだ。このため警察官らと市民らがもみ合い、現場は騒然となった。【琉球新報電子版】
英文へ→New Okinawa governor Takeshi Onaga visits Henoko to proclaim true democracy from Okinawa