米情報収集、元高官ら中止進言も オバマ政権発足当初


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 【ワシントン共同】AP通信は19日、米国家安全保障局(NSA)がテロ対策として膨大な個人通話履歴を収集してきたことに関し、2009年に一部幹部が中止を進言したが退けられていたことが分かったと報じた。
 NSAの情報収集は、中央情報局(CIA)元職員のスノーデン容疑者が昨年暴露、発覚したが、オバマ政権が発足から間もない段階で、行き過ぎた情報収集の在り方が既に政権内部で問題視されていたことになる。
 通話履歴の収集中止を進言したのはNSAで暗号解読を担ってきた元高官ら。
 進言を受けてNSA上層部はホワイトハウスや司法省らと協議したが、最終的に収集継続が決まった。
(共同通信)