ベネッセ流出事件、集団提訴へ 弁護士ら「被害者の会」結成


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 ベネッセコーポレーションの顧客情報流出事件で東京の弁護士らが「被害者の会」を結成し、来年1月にも同社に被害者1人当たり数万円程度の損害賠償を求める集団訴訟を東京地裁に起こす方針を3日、明らかにした。

 同会には既に数十人の顧客から相談が寄せられているという。訴訟への参加希望者が増えれば追加提訴も検討する。
 ベネッセホールディングスは9月、流出した個人情報が約2895万件に上るとの推計を発表、被害に遭った顧客には500円相当の金券を配布すると表明。同会事務局は「生年月日や連絡先などの重要な情報が漏れたのに500円で済まそうとするのは許されない」としている。
(共同通信)