西普天間跡地取得 100平方メートル未満も対象


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 【宜野湾】来年3月に返還予定のキャンプ瑞慶覧・西普天間住宅地区(約51ヘクタール)の跡地利用に向け、宜野湾市が跡地利用推進特別措置法に基づく土地先行取得の対象外となっている100平方メートル未満の土地について、買い取りを進めることが6日までに分かった。

先行取得事業と併せ、今月中に地権者と契約手続きを進める。市が5日、開催中の地権者説明会で説明した。
 市は現在、同地区での公共用地の買い取り事業(先行取得)を進めているが、100平方メートル未満の土地は対象外で、地権者から面積要件の緩和などに関する要望が上がっていた。県や国との調整を経て、市の規則を改正することで、本年度に限り100平方メートル未満の土地を先行取得のための基金で購入できるよう対応した。
 市はことし6月から10月まで地権者から希望を募ったが、想定していた買い取り面積(公園・緑地7ヘクタール)を大幅に上回る約12・6ヘクタール(157人)の申し出があった。そのため、市は公園・緑地としての買い取り面積を10ヘクタールに増やし、さらに墓地として2ヘクタールの用地取得を追加し対応する。