県警、飲酒運転対策室を設置 全国ワースト脱却へ


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 県警は、2015年1月中旬をめどに「飲酒運転根絶対策室」を新たに設置する。22日に発表した。

約10人の室員を置くとともに、県警交通部と県内所轄署の警察官ら約90人が兼務で配属される。飲食店街周辺を中心に取り締まりを強化する方針だ。沖縄は交通人身事故に占める飲酒絡み事故の比率が24年連続全国最悪を記録している。県警の當山達也交通部長は「全国ワーストを脱却したい」と意気込んだ。
 県警によると、14年11月末までに発生した交通死亡事故(31件)のうち約25・8%(8件)が飲酒絡みの事故で、全国平均(6・6%)の約4倍に上る。人身事故も5727件のうち1・8%(103件)が飲酒絡みで、全国平均(0・76)の約2・4倍。12月も22日までに飲酒絡みの交通事故が2件発生した。人身事故で25年、死亡事故では2年連続で全国ワーストになる可能性が高い。